2006年08月02日

衣冠盛事

●62.衣冠盛事(いかんせいじ)

【意味】名家に生まれ、その家の名声や権勢を引き継ぐ者のこと。「衣冠」は、@服と冠のこと。転じてA衣服と冠をつけた身分の高い官吏のこと。また、Bそれらを着用できる立派な家柄も指す。「盛事」は、盛大な事業や催しのこと。

【出典】北宋・欧陽脩『居士集』(巻七十九)「唐将相之後、能以勲名継其家者、亦秉筆者記之号称衣冠盛事。」から。「秉」は、手に持つ意。

※参考
 「衣冠」について、@の意味では、『論語』(尭曰第二十・二章)に「君子正其衣冠、尊其瞻視、儼然、人望而畏之、斯不亦威而不猛乎」(君子は其の衣冠を正しくし、その瞻視を尊くし、儼然たり、人望みて之を畏る、斯れ亦た威にして猛からざるにあらずや)とあります。「上に立つ者が、衣服や冠を整えて、目つきを厳かにしていると、人々はこれをながめて恐れ入る、これこそが、威厳があっても烈しくないということではないか」と孔子が子張に語っている部分です。
 また、Aの意味では、杜甫の詩「秋興八首」(其四)に「文武衣冠異昔時」(文武の衣冠昔時に異なる)として用いられています。
 Bの意味では『後漢書』(巻四十六)で、「家世衣冠」という記述がみえ、代々役人をつとめる家柄という意味合いで用いられています。


 歴史上でも、偉大な人物の二世に当たる人でめざましい活躍をした人はまれであるように、一般的にも名声を引き継ぐということはやはりとても難しいことだといえます。「衣冠盛事」にあたる人というのは、その分賞賛されてしかるべき存在だということでしょう。

posted by landmark at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 四字熟語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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