2006年07月30日

依依恋恋

●59.依依恋恋(いいれんれん)

【意味】恋い慕うあまり離れられないさま。「依依」は、思い慕って離れにくいさま。また、木の枝などがしなやかなさまを指す。「恋恋」は、思い焦がれていつまでもあきらめきれないさま。また、執着して未練がましいさまを指すこともある。この場合、どちらも前者の意味で用いられている。類似した語を重ねて用いることで、あきらめきれない思いを強調した表現。

※参考
 「帰園田居」(園田の居に帰る)という陶淵明(陶潜)の有名な漢詩がありますが、全5首あるうちの1首目に「依依墟里煙」(依依たり墟里の煙)という部分があります。「曖曖遠人村」(曖曖たり遠人の村)と対になって用いられていますが、ここでの「依依」は、懐かしさのあまり離れにくいという意味合いで、「依依恋恋」の「依依」と同じ意味で使われています。
 陶淵明は、もともと下級貴族の出で、官職の道についていたのですが、41歳より故郷の田園に帰りました。「帰去来の辞」というよく知られた詩はこのときに書いたものですが、この後も故郷での田園の生活を歌った詩を発表し、田園詩というジャンルで新たな境地を切り開きました。「帰園田居」もその一つで、故郷を思う気持ちが述べられています。


 誰かを(何かを)あきらめきれないほど深く思うということは、人としてとても根源的なことなのではないか、と思います。あまり意識してないけれど、ふと心惹かれてしまうということは、誰しも経験があることではないでしょうか。

posted by landmark at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 四字熟語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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