2006年07月10日

暗香蓊勃

●39.暗香蓊勃(あんこうおうぼつ)

【意味】どこからともなく香りがさかんに漂ってくるさま。「暗香」は、どこからともなく漂ってくる花などのよい香りのことで、「蓊勃」は、物事のさかんなさまを表す(「蓊然」と同じ)。「蓊」は草木などがさかんに茂るさまを表す漢字。

※類義語
暗香浮動(あんこうふどう)

※暗香蓊勃の「勃」はこれにくさかんむりをつけた漢字で表記されることもある。

※参考
 島崎藤村の「若菜集」に「暗香」と題した詩が収められています。姉と妹が互いに和歌をやり取りする形式で書かれているのですが、最初の姉の部分に「わかきいのちの/をしければ/
やみにも春の/香(か)に酔はむ」とあるのですが、この闇にも香ってくる春のかおりというのが「暗香」です。

 熟語としては、「暗香蓊勃」よりも「暗香浮動」のほうが実は有名です。この「暗香浮動」という表現は、出典上「暗香疎影」と関係があるので、その回を参照していただければ、と思います。
posted by landmark at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 四字熟語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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