2006年02月07日

鴉雀無声

●21.鴉雀無声(あじゃくむせい)

【意味】ひっそりとして声のないこと。しんと静まりかえっているさま。「鴉」はカラスのことで、「雀」はスズメのことである。そのため、カラスやスズメの鳴き声がない、というのが直接の意味である。

【出典】蘇軾の「絶句・詩」
「烏鵲(うじゃく)声無く夜闌(たけなわ)に向かう」とある。烏鵲はカラスとカササギを指すが、それ一語でカササギの別称でもある。鵲(カササギ)はスズメ目カラス科の鳥であるので、上記と意味的には同じことを指している。なお、カササギは現在佐賀県の県鳥となっている。

※「鴉雀声無し」と書き下して読む場合もある。

※参考
烏鵲橋(うじゃくきょう、かささぎばし)
 カササギが羽をつらねて作る橋。陰暦7月7日の夜、牽牛星と織女星とを会わせるためにカササギが天の河に渡すという想像上の橋。鵲橋と同じ。また、ここから(宮中を天上に見立てて) 宮中の御階(みはし)を指すようにもなった。この語の用例として最も有名な和歌の一つに、「鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける」(中納言<大友>家持、新古今和歌集冬)があり、小倉百人一首にも採られている。ちなみに、この和歌は、大阪森之宮にある「鵲森宮(かささぎもりのみや)」という神社(森之宮の地名もこの神社の名称に由来する)の拝殿の脇に建っている家持の歌碑に刻み込まれている。

 熟語には生き物を取り入れた表現が多くありますが、この表現の出典となっている鵲が日本古来から親しまれた鳥である分、表現に奥深さが加わっているように思います。それにしても鵲の橋なんて現在からするととてもロマンティックですね。
posted by landmark at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 四字熟語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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