2006年01月14日

哀糸豪竹

●6.哀糸豪竹(あいしごうちく)

【意味】悲しげな音を出す琴と、生き生きとした強い音を出す笛を指す。管弦の音色が悲壮で人の心を打つさま。「糸」は糸を張った楽器のことで、この場合は琴の意味である。「竹」は竹で作った吹いて鳴らす楽器で、笛のこと。

【出典】杜甫の詩

※「糸」の旧字体は「絲」であるため、「哀絲豪竹」も同様。「哀絲」という表現は、その後の中国の詩や文学にも現れている。例えば現代中国文学を代表する作家の茅盾の詩「觀北崑劇院初演」に「哀絲豪竹煩英傑」(哀絲豪竹英傑を頌える)の一文がある。

※参考
糸竹
 このことばは、横井也有の『鶉衣』の「隅田川涼賦(すみだがはすずみのふ)」にも使われている。

杜甫
〈人名〉712〜70 盛唐の詩人。襄陽(じょうよう、湖北省襄樊<じょうはん>市)の人。字は子美(しび)。杜陵(とりょう、長安郊外)にいたので杜陵布衣(とりょうのふい)・少陵野老(しょうりょうのやろう)と自称した。検校工部員外郎になったことから、杜工部ともいう。賦三編を奉って玄宗に知られ、集賢院待制となったが、安禄山の乱にあい、四川などに流浪を続けた。その詩は格律厳正、律詩の完成者とされる。社会を鋭く見つめた叙事詩に長じ、「詩史」の称がある。李白とともに李杜と並び称される中国最大の詩人で、李白を詩仙というのに対して詩聖といわれる。また、晩唐の杜牧と区別して大杜、あるいは老杜といわれる。安史の乱以後の暗い現実を描写した作品に傑作が多い。代表的著作に『杜工部集』がある。日本文学への影響は漢詩以外のジャンルにも大きく、特に松尾芭蕉は杜甫に傾倒していたことでも知られる。

 「哀」と「豪」。まったく対照的な漢字にそれぞれ「糸(琴)」と「竹(笛)」をあてているのが面白いと思います。琴と笛のイメージの違いでしょうか。

posted by landmark at 20:54| Comment(1) | TrackBack(1) | 四字熟語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by e-アフィリ at 2006年01月14日 21:25
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セレブとはこういうことだ!!
Excerpt: 何となくこれを見るとそういいたくなりますね・・・。
Weblog: 栄枯盛衰
Tracked: 2006-01-14 21:17
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